沿革 五線譜2

   沿革        


    学校法人愛媛幼稚園は昭和40年9月8日に設立された学校法人で、昭和41年4月より三番町において開園しました。かわいい制服、音楽教育、前園長のユニークな食事の話などが好評となり、いわゆる上流の幼稚園として多数の園児に入園していただきました。しかし三番町の園地のみでは定員を大幅に上回る入園申込者に対処できないことから、昭和44年4月より愛媛星岡幼稚園を開園し、現在に至っています。

   設立当初より健康をモットーとした音楽、体育、図画工作などの情操教育を行い、当時からミュージックナイターショーでの演奏、演奏会場を使用した定期演奏会などが話題となりました。感性の基礎が形成されるこの時期に優れた情操教育を行い、心の豊かな人間に成長していただくことを目標としています。

   この時期の児童はさまざまなものに興味を示し、この好奇心に基づいた行動により知能、社会性、道徳心などを発達させることが知られています。園外保育、農場体験、お遊戯、買い物遊びなど子どもが楽しみながらものごとに興味をもつよう教育を行っています。

  また幼児期には、自制心、自主性、創造性、社会性などのいわゆる非認知能力が形成されることが知られており、この能力の発達が幼児教育の効果として非常に重要であることがわかってきました。この非認知能力は、子供たちが教師や友達と共同して、自主的・主体的に好奇心や創造力を発揮した活動を行うことによに発達することから、当園で行ってきた教育が非認知能力を育ててきたものと考えられます。

  なお当園では強制的な知識の詰め込みや過度のIQ訓練は行っておりません。この時期の児童の学習能力には素晴らしいものがあり、訓練をすればかなり高い能力を示すのですが、このような能力はすぐに低下すること、勉強嫌いになる可能性が高いことなど副作用も報告されているからです。またストレスは前述した非認知能力やそれをつかさどる脳の領域(前頭前野)の発達を阻害することが知られており、こどもに過度のストレスを与える教育はむしろ逆効果とも考えられるからです。

  当園では従来から、保護者の社会活動や仕事を支援するために、給食弁当や延長保育などの制度を設けておりましたが、現在では幼保連携型認定こども園に移行し、子育てに貢献しています。

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